ベネチア旅行の観光ガイド
当サイト「ベネチア観光Q」にお越し下さいまして、ありがとうございます。当サイトでは、水の都・アドリア海の女王といった別名を持ち、ヴェニス・ヴェネツィアなどとも呼ばれ、世界中から旅行客が訪れているベネチアを、大きく5つのエリアに分割して観光情報をご紹介しています。
エリア紹介
アドリア海の真珠とも呼ばれている人気の観光都市ベネチア。街のあちらこちらを大小の運河が走っており、その運河をゴンドラが行き来しています。日本人観光客からも人気の高いそんなベネチアの各エリアを簡単にご紹介したいと思います。
まずはサン・マルコ地区からご紹介します。ここは政治・文化・宗教の中心地であるサン・マルコ広場を中心としたエリアで、観光の起点となります。数多くの名所や世界遺産があります。
次はドルソドゥーロ地区~ジュデッカ島です。宿泊施設や飲食店は少ないものの、歴史的に価値の高い教会や館などといった建築物が建ち並んでいるエリアです。イタリアで最も写真におさめられる場所として有名な教会もあります。
続いて、サンポーロ地区~サンタ・クローチェ地区です。大運河に架かる代表的な橋「リアルト橋」があります。橋の上のショッピングアーケードで買い物を楽しんだり、魚市場の様子を見学したりと、様々な楽しみ方ができます。
次にカンナレージョ地区のご紹介です。ベネチアの玄関口と言われている「サンタ・ルチア駅」から北に向かって広がっているエリアです。ここに住んでいる地元民も多く、落ち着いた雰囲気が漂っています。
最後にカステッロ地区のご紹介です。こちらは最初に登場したサン・マルコ地区の東側に広がっているエリアで、ベネチアで最も古くから開かれていたことで知られているサン・ピエトロ島もここにあります。
詳細はこちらから→エリアガイド
異なる分類方法
当サイトでは前述の通りにエリアを分類して、観光スポットやレストランなどをご紹介しておりますが、ガイドブックやホームページによっては異なる分類の仕方をしているケースがあります。そこで参考情報として以下に別の分類方法をご紹介しておきたいと思います。
サン・マルコ広場周辺
ナポレオンが「世界で最も美しい大広間」と絶賛したと言われるほどの広場であるサン・マルコ広場を中心としたエリアです。ベネチアの海の玄関口的存在であると共に、観光の中心的エリアでもあります。サン・マルコ寺院や大きな鐘楼、時計台、美術館・博物館などがあります。
リアルト橋周辺
こちらはサン・マルコ広場から北に行ったところに広がっているエリアで、カナル・グランデに架かる橋の中で最も有名であるリアルト橋がメインスポットです。新鮮なシーフードを食べることができるレストランやバーカロが多数あります。
カ・ドーロ
ベネチア中心部と、ベネチアの陸の玄関口サンタ・ルチア駅との間に位置しているエリアです。観光名所的な施設はあまりないのですが、実際にベネチアで暮らしている人たちの生活感を感じることができます。
サン・ポーロ地区
ベネチア中心街とはカナル・グランデを挟んだ反対側に広がっているエリアです。前述のリアルト橋や後述のアカデミア橋からも若干離れたところに位置しているため、非常に落ち着いた時間を過ごすことができます。地元の人々から人気の高いレストランやバーカロが多いのが特徴的です。
アカデミア橋周辺
カナル・グランデに架かるアカデミア橋を中心としたエリアで、ベネチア派絵画の名作を多数収蔵展示しているアカデミア美術館もこのエリアに含まれます。グッゲンハイム・コレクションもあり、芸術鑑賞を楽しむことができるエリアと言えます。
近郊都市
アドリア海の女王・アドリア海の真珠などといった異名を持つベネチアですが、実は近隣の都市にも人気が高いところがあります。いずれの都市もベネチアから数十分で行けるところですので、もし日程に余裕があればぜひ足を運んでみてください。
パドヴァ
ベネチアからユーロスターで20分のところにあります。コペルニクスなど多くの著名人が学んだことで知られているパドヴァ大学があることで有名な街です。
ダンテやペトラルカなどもこの大学で学んでいますし、ガリレオ・ガリレイは教鞭をふるっていました。そんな有名な大学が中心の街ですので、学生街としてよく知られています。
徒歩で回ることができる街の中心部には400年以上前に立てられた建物が多く、落ち着いたロマンティックな雰囲気があります。最もオススメの観光スポットはジョットのフレスコ画が残っているスクロヴェーニ礼拝堂です。また、ロマネスク様式の洗礼堂を持つドゥオモも必見です。
ヴィチェンツァ
ユーロスターでベネチアから45分のところにあります。アンドレア・パッラーディオが建築学上の理想の都市を目指して、建築物を次々と建造した街です。それらの建築物群が残っていて、街を美しく彩っています。
街の中心を走る大通りアンドレア・パッラーディオ通りは長さ700メートルほどの通りで、この通りの周辺にはダ・スキオ館、バルバラン館などといったパッラーディオの代表作が集まっています。
また、パッラーディオの弟子であったスカモッツィが完成させたオリンピコ劇場も有名で、こちらでは現在でもオペラなどを上映しています。16世紀最大の建築家と称されるアンドレア・パッラーディオが作り上げた数々の建築物がありますので、特に建築や設計に興味がある方にオススメの都市です。
ヴェローナ
ベネチアからはユーロスターで1時間10分ほどです。ヴェローナのポルタ・ヌオーヴァ駅で下車します。この街はシェイクスピア、ダンテが愛した街と言われています。
「ロミオとジュリエット」の舞台となった街として非常に有名で、街の中心部には「ロミオとジュリエット」のモデルとなったカプレーティ家の屋敷があり、現在は「ジュリエッタの家」として公開されています。
ここ以外にも複数の観光スポットがあり、たとえば1世紀に作られたという円形劇場の遺跡アレーナは、遺跡自体も有名ですが夏の野外オペラでもよく知られています。
14世紀にヴェローナを支配した君主スカーラ家の城塞カステルヴェッキオも外国人観光客がよく訪れるスポットで城内は美術館になっています。ルネサンス期の建築物も残っており、街全体にいい雰囲気があります。
ガルダ湖
前述のヴェローナから約20分のところにあるイタリア最大の湖です。日本で言う琵琶湖に相当するわけですが、ガルダ湖はその温暖な気候と地中海的な雰囲気からリゾート地として栄えています。
湖畔には比較的お手頃価格なホテルから、高級ホテルまで大小様々なホテルが建っています。芝生の上で日光浴をしたり、湖でウォータースポーツを楽しんだりと、色々な楽しみ方ができます。
また、湖畔の中にシルミオーネという街があり、こちらは古代ローマ時代の遺跡や中世のお城などが残っているため、外国人観光客からも人気のエリアとなっています。ヴェローナから約20分と、日帰りでも行けます。
まとめ
以上、ベネチアの近郊にある4つの都市をご紹介させて頂きました。冒頭でも書きましたが、どちらの都市もユーロスターで数十分程度ですので、ぜひ時間を見つけて足を運んで頂きたいなと思います。特にパドヴァなんかは30分もかからないので、近郊の都市と言うよりは近くの駅といった感覚で訪れることができます。
おすすめの旅行情報
日本から観光に行かれる多くの方がベネチアのみではなく、一緒にローマやミラノ・フィレンツェなどといった都市にも足を運んでいます。各都市間には飛行機や電車・バスが走っているため、ツアーで複数都市を回られるケースが多いです。
ベネチアから電車で各都市に移動した場合にかかる所要時間は、ローマまで4時間35分、ミラノまで2時間45分、フィレンツェまで2時間50分となっています。あまり時間はかからないので、ぜひイタリアの他の有名都市も一緒に訪ねてみて下さい。どちらの都市も高い人気を誇っていますので、おすすめです。
アクセス方法
水の都ベネチアへ日本から行くときは、必ずイタリアの他の都市かヨーロッパの他の国や都市を経由して行くことになります。また、ローマやミラノ・フィレンツェなどと言った人気都市を周遊して回るツアーも人気です。そこでこちらでは、ベネチアへのアクセス方法をいくつかご紹介したいと思います。
飛行機を使っていく場合
ベネチアの空の玄関口は、本土側にあるマルコ・ポーロ空港です。日本からの直行便は出ていませんが、イギリスの首都ロンドンや、フランスの首都パリなどといったヨーロッパの主要都市からは直行便が出ています。
イタリア国内の他の都市からだと、ローマからは1日10便以上、ナポリとパレルモからは1日2,3便直行便が出ています。ローマからだと約1時間、ナポリからは約1時間10分、パレルモからは約2時間40分です。
ミラノからも直行便フライトは出ていて、所要時間は1時間程度なのですが、ミラノの空港へのアクセスを考えると鉄道の方が便利です。
なお、マルコ・ポーロ空港からベネチア市内へのアクセスですが、ATVOバスに乗ってローマ広場に出るか、水上バスでサン・マルコ広場に出るか、もしくは水上タクシーで中心部まで行くか、などといった手段があります。
列車を使っていく場合
国際特急ユーロスターを利用するとミラノから2時間30分、フィレンツェから3時間、ローマから4時間30分ほどでベネチアに到着します。ミラノからはユーロシティも頻繁に出ているので、そちらを利用しても所要時間はほとんど変わりません。
その他の都市だと、ボローニャからユーロスターで1時間40分、ヴェローナからユーロシティで1時間10分ほどです。
列車はまずベネチア・メストレという駅に停車し、そして海を渡って終点のベネチア・サンタ・ルチア駅に到着します。間違えてベネチア・メストレ駅で降りてしまわないようにしましょう。そこでもう1本次の列車を待つハメになってしまいます。
交通機関
こちらではベネチアの交通機関についてご紹介したいと思います。ベネチアの観光エリアはそれほど広くないので、徒歩でも問題ありませんが、より行動の範囲が広がりますし、日本ではなかなかできない体験なので、ぜひ挑戦してみてください。
ゴンドラ
ベネチアと言えばゴンドラでしょう!と思われる方も多いのではないかと思います。水の都を楽しむのにもってこいです。リクエストで希望のルートを通ってもらうこともできます。「Gondola」と書かれているゴンドラ乗り場が主な乗り場ですが、近辺で客引きをしている場合もあります。
水上バス
現地の言葉ではヴァポレットと呼ばれています。ベネチアの中心地には車で乗り入れることができないので、移動は徒歩か水上となります。なかでも一般的な交通機関なのが水上バスです。
観光案内所で水上バスの路線入り地図を無料で配布していますので、それを見ながら自分の行きたい場所などをチェックして乗ってみましょう。ラグーナの島々をも結んでいるので、とても便利な移動手段です。
水上タクシー
水上バスと比べるとちょっと高めですが、その代わり水上バスが運行していないような細かい運河へも乗り入れることができ、目的地の最寄りの岸辺まで着けてくれるので非常に便利です。
モーターボートに運転手が乗っており、実際に乗り込む前に値段交渉をします。「TAXI」と表示されている乗り場がリアルト橋周辺やサン・マルコ広場周辺などにあります。
渡し船
現地の言葉ではトラゲットと呼ばれています。カナル・グランデの一方から対岸へ渡す船です。カナル・グランデには4本しか橋が架かっていないので、地元の人々もよく利用しています。「Traghetto」と表示された標識が出ていますので、そこから乗ることができます。
日本とベネチアの時差
ベネチアと日本との時差は8時間です。日本の方がベネチアよりも8時間進んでいます。なお、サマータイムを導入しているため、3月の最終日曜日~10月の最終日曜日までの間は時差が7時間となります。あまり馴染みのないサマータイムですが、もし滞在中に切り替えがある場合は、十分に注意しておきましょう。
気候とベストシーズン
ベネチアの気候は温暖で、日本のように四季がはっきりしています。東京と平均気温はほとんど同じです。ただ、夏は東京ほど湿度が高くないので、気温は変わらなくても過ごしやすいと言えます。逆に冬は湿気が多いです。
ベストシーズンは春から初夏にかけてです。基本的にベストシーズン以外でも観光を満喫することができるので、それほど気にする必要はありません。ただし、7月8月はイタリアのバカンスシーズンで、様々なお店が休業してしまっていることも少なくありませんので、この2ヶ月間は避けた方が無難です。
世界遺産
「アドリア海の真珠・アドリア海の女王・水の都」などといった異名を持っているベネチア。イタリアの中でも有数の観光都市として知られています。そんなベネチアには「ベネチアとその潟」という登録名で世界遺産があります。この世界遺産は複数の建造物を含んでいますので、それらを全てご紹介したいと思います。
- サン・マルコ広場
ナポレオンが世界で最も美しい客間と称した、ベネチアの中心的な広場です。ベネチア共和国が勢力を拡大していた12世紀末には現在の広さに整えられていたと言われています。周囲を数々の建築物に囲まれ、後述のドゥカーレ宮殿やサン・マルコ寺院などがここにあります。なお、海からの玄関口としても知られています。
- サン・マルコ大聖堂
829年にアレキサンドリアから持ち帰られた聖マルコの聖遺骸を祭るために建てられました。ベネチアで最も有名な大聖堂で、1807年からはベネチア大司教座が置かれています。
- ドゥカーレ宮殿
8世紀に建てられた共和国の総督邸兼政庁だった建築物です。12世紀から15世紀にかけて現在の姿に改修されました。アーチが連なる回廊はゴシック様式の傑作と称されています。対岸の牢獄跡と、ため息橋で結ばれていることも有名です。
- カナル・グランデの建築群
カナル・グランデ(大運河)の両岸には数多くの壮大な建築物が存在しています。カナル・グランデを通るだけで、ロマネスク、ゴシック、ルネッサンス、バロックと様々な建築様式の建築物を見ることができます。
- リアルト橋
カナル・グランデに架かる4つの橋の中で最も有名な橋です。作られた当初は木製でしたが、その後石造りのものに替えられました。橋の上にはアーケードが作られ、商店が並んでいるので、ちょっとしたショッピングも楽しめます。
- フランケッティ美術館
1420年から1434年にかけて建築されたゴシック様式の傑作です。19世紀末にフランケッティ男爵の所有となり、1916年からは美術館として公開されています。かつては金箔で装飾されていたことから、カ・ドーロ(黄金の館)とも呼ばれています。
- ムラーノ島
ベネチアの北1,5キロのところに浮かんでいる島です。13世紀にガラスの製法が伝わり、以来ベネチアン・グラスの名所として君臨しています。ベネチアン・グラスを取り扱っているお店もいくつもあります。
- ブラーノ島
ベネチアン・レースと漁業で知られている島です。漁師が自分の家を見分けるために、家の外壁をカラフルにしているというのは有名な話です。レースの博物館もこの島に建っています。
有名な教会
イタリアの各都市には様々な教会が存在しますが、ベネチアも例外ではありません。数多くの教会が存在し、規模の大きなものも多いです。そこでこちらでは、数々の教会の中から、特に人気の場所をピックアップしてご紹介したいと思います。
サン・マルコ寺院
9世紀に初めて建てられたのち、11世紀に再建されました。その後も複数回増築や改修などが行われています。ここには街の守護聖人、聖マルコの遺骨が祭られており、1807年からはベネチア大司教座が置かれています。そのためサン・マルコ「寺院」ではなく、サン・マルコ「大聖堂」と表記されることもあります。
その外観が特に特徴的で、5つのドーム屋根が存在します。そして内装もかなり豪華に仕上げられており、黄金に輝く壁や天井、宝物室にある十字軍の戦利品など、いかに昔からベネチアが繁栄してきたかということが分かります。祭壇にある2,000個もの宝石を埋め込んで作られた黄金の衝立も必見です。
サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂
大運河沿い、サルーテ岬に建っている教会です。その美しい外観からイタリア国内で最も写真を撮られる場所としても知られています。この教会は17世紀に流行したペストの沈静化を願って建てられた教会で、巨大な八角形の本堂の周りを6つの礼拝堂が取り囲むような形をしています。
著名な建築家バルダッサーレ・ロンゲーナによって設計され、大きなドームはマリアの冠を、八角形の八つの角と八辺はマリアの象徴である星を、それぞれ表しているとされています。ちなみにドームは現在ベネチアのシンボル的な存在とされています。
サンタ・マリア・グロリオーザ・デイ・フラーリ聖堂
こちらはサン・ポーロ地区のカンポ・デイ・フラーリに建っている教会です。外観は比較的シンプルな印象を受けますが、その存在感はかなりのものです。教会内には著名な芸術家らの作品が多数収蔵されています。
ベネチアで一番大きい祭壇画もこの教会にあり、その作者はティツィアーノ・ヴェチェッリオです。彼はベネチア派で最も重要な画家の一人として広く知られています。
美術館と博物館
イタリアと言えば世界遺産やショッピングなどがよく知られていますが、忘れてはいけないのが文化施設です。早速ですがこちらのスペースを使って、ベネチアにあるおすすめの美術館・博物館をご紹介したいと思います。
コッレール美術館
ベネチア観光の中心的スポットであるサン・マルコ広場の西側に建っている新行政官の2階3階に入っている美術館です。2階は歴史館、3階は絵画館となっています。この美術館には14世紀から18世紀までのベネチアの美術作品や歴史資料などが収蔵展示されています。
アカデミア美術館
ベネチアを代表する美術館として知られており、14世紀から18世紀までのベネチア派絵画を中心にコレクションしています。鮮やかな色使いと油彩によって独特の魅力を放っているベネチア派絵画ですから、どれも見ていてうならされます。
有名どころだと、ジョヴァンニ・ベリーニの「洗礼者ヨハネと聖母子」「双樹の聖母」、ティツィアーノの「聖母マリアの神殿奉献」「洗礼者ヨハネ」、レオナルド・ダ・ヴィンチの「ウィトゥルウィウス的人体図」などが収蔵されています。
ベネチアのみならず北イタリアをも代表する美術館とも言えますので、ぜひ足を運んでみてください。
ペギー・グッゲンハイム・コレクション
ソロモン・R・グッゲンハイム財団が運営している美術館の一つで、こちらもカナル・グランデ沿いに建っています。シュールレアリズムなどを中心にモダンアートのコレクターとして知られているアメリカ人女性ペギー・グッゲンハイム(ソロモン・R・グッゲンハイムの姪)がコレクションした作品が展示されています。
ピカソやブラック、ミロ、シャガールなどといった著名芸術家らの作品も多数展示されており、見逃せません。なお、この美術館の建物は18世紀半ばのヴェニエール・デイ・レオーニ家の邸宅を利用しており、ペギー・グッゲンハイムはその生涯を終えるまでの約30年間をここで暮らしました。
主な観光名所
イタリア屈指の観光都市として知られている水の都ベネチア。アドリア海の女王・アドリア海の真珠などといった異名も持っています。日本人の方でもベネチアにあこがれているという方はとても多く、人気が非常に高い都市でもあります。
ここまで世界遺産や教会・文化施設などといった人気の観光名所をご紹介させて頂きましたが、まだ触れていない名所を中心に、いくつか追加でご紹介します。
サン・マルコ広場
最初から既に触れた名所で恐縮ですが、こちらはベネチアの政治・宗教・文化の中心地です。回廊のある建物に囲まれていて、東側にはサン・マルコ大聖堂、ドゥカーレ宮殿が建っています。サン・マルコ寺院から見て右手には旧行政館が、左手には新行政館が、対面する場所にはナポレオン翼などがあります。
この広場は世界一美しい広場としても知られており、屈指の観光名所となっています。そのため、イタリアでは通常ヴェニスの広場のことをカンポ(campo)と言いますが、ここだけは特別でピアッツァ(piazza)と言います。
ドゥカーレ宮殿
8世紀に建てられ、その後14世紀から16世紀にわたって改修作業が行われ、現在の姿となった、かつてヴェネツィア共和国の総督邸兼政庁だった建造物です。外観はゴシック風のアーチが連続し、大理石による外壁が非常に優美なイメージを持たせます。宮殿内にはヴェネツィア派画家らの絵画などが飾られています。
カナル・グランデ
ベネチアの町を大きく2つに分割するかのように流れている大運河を「カナル・グランデ」といいます。ここを水上バスなどで走るとベネチアにある数々の主要建造物を見て回ることができます。見て回るというか、ただ外から見るだけなのですが、それでも優雅な時間を過ごすことが可能です。
このカナル・グランデに架かっている橋も有名です。リアルト橋・鉄道橋・スカルツィ橋・アッカデーミア橋と、全部で4つの橋が架かっているのですが、なんといっても次にご紹介するリアルト橋がもっとも有名です。
リアルト橋
世界遺産にも登録されている橋で、その外観から白い巨像とも呼ばれています。ただの橋ではなく、橋の上にはアーケードがもうけられていて、そこに数多くの商店が建ち並んでいるのです。ですので、水上バスなどで橋を外から楽しむこともできますし、陸地から橋の上に行って、そこで様々なものを見て回ることもできます。
ため息橋
ベネチアにある数々の有名な橋の中でも特に有名なものの一つです。前述のドゥカーレ宮殿の尋問室と古い牢獄を結んでいます。
かつては、囚人が投獄される前に見る最後のベネチアの景色を見られる橋として知られており、その囚人が「この橋を渡った後にはもう綺麗なベネチアの景色を見ることはでいないのか・・・」とため息をつくというところから名称が由来しています。
他の言い伝えもあります。それは「恋人同士がこの橋の下で日没時にゴンドラに乗ってキスをすると永遠の愛が約束される」というものです。この言い伝えのため、ゴンドラでヴェネツィアを観光する際にはここは定番のコースとなっています。
ベネチア発祥のブランド
世界的に知られている2つの高級ブランドがヴェネト州(ベネチアが州都)で生まれています。皮革製品を手掛ける高級ブランドボッテガ・ヴェネタと、イタリアを代表するファッションブランドユナイテッド・カラーズ・オブ・ベネトンです。
ボッテガ・ヴェネタはヴェネト州のヴィチェンツァという街で誕生し、ユナイテッド・カラーズ・オブ・ベネトンは同州のトレヴィーゾという街で誕生しました。共に本店はそれぞれの創業地に存在しています。
4大ショッピングストリート
イタリアと言えば数々の一流ブランドを輩出してきた国としても知られています。そのため、ローマやミラノなどといった大都市には、高級ブランドブティックが軒を連ねるショッピングストリートがあります。そしてそれはベネチアでも例外ではありません。主なものを4つご紹介します。
サン・マルコ広場
正確にはショッピングストリートではないのですが、観光名所が集まっている上、広場をぐるりと囲むような形で、ベネチアン・グラス専門店や高級レース専門店などが建ち並んでいるので取り上げてみました。とても綺麗でお土産にも最適なベネチアン・グラスは特におすすめです。
ヴァッラレッソ通り
前述のサン・マルコ広場のほど近くにあるショッピングストリートで規模はそれほど大きくないのですが、日本人からも人気のブランドのブティックが集まっています。グッチやドルチェ&ガッバーナ、ミッソーニ、ボッテガ・ヴェネタなどなど。
22マルツォ通り
サン・マルコ広場から3分程度のところにあるショッピングストリートです。前述のヴァッラレッソ通りからも歩いて数分のところにあります。こちらも日本人が大好きなブランドのブティックが多く、ブルガリやプラダ、ルイ・ヴィトンなどといったブティックが建ち並んでいます。
メルチェリーエ通り
サン・マルコ広場からリアルト橋へと向かっている通りで、こちらの通りの周辺にはグッチ、カルティエ、フルラ、マックス・マーラなどといった一流ブランドのブティックが集まっています。
まとめ
以上、ベネチアでショッピングを満喫できる通りを4つご紹介しました。いずれのエリアもそれぞれが近いので、全てまとめて見て回ることも可能です。
細かい通りが入り組んでいるので、ローマやミラノ・フィレンツェなどといった都市にあるショッピングエリアと比べると小規模ではありますが、ここにしかないベネチアン・グラスの専門店などがあり。独特の魅力を持っています。
おすすめレストラン&バーカロ
ここまでは主に観光名所とショッピングストリートをご紹介してきましたが、こちらではベネチアにあるおすすめのレストランとバーカロ(ベネチア限定の呼び方で、庶民的な居酒屋を意味します)をご紹介します。
ダ・フィオーレ
ベネチアで1,2を争う名門レストランで、地元から非常に高い人気を獲得しています。新鮮な素材だけを利用し、味付けも抜群で、そして更に料理の盛りつけも素晴らしいの一言です。
口でも目でも楽しめる人気の名門レストランということもあり、予約は必須です。普通にふらっと立ち寄ってもまず席に着くことはできません。ツアーデスクやホテルなどで予約をお願いしてから行きましょう。
アンティコ・マルティーニ
こちらも前述のダ・フィオーレと並んで名門レストランと称されている人気店です。フェニーチェ劇場の前に立っており、立地も問題ありません。かつて海軍提督の邸宅として使われていた歴史的建造物を利用して営業しています。
料理はヴェネト料理(ベネチアはヴェネト州に属します。)の本格派です。なお、日本語メニューも用意されているので、オーダーも安心です。
オステリア・ディ・サンタ・マリーナ
リアルト橋から歩いて5分のところにあるおしゃれなシーフードレストランです。味はもちろんですが、その素材の盛りつけ方にも定評があり、女性から特に高い人気を誇ります。口だけではなく、目で見て楽しむこともできる人気のお店です。
カーヴァタッピ
こちらはレストランではなくバーカロです。朝から夜まで営業を続けており、いつでも気楽に立ち寄ることができます。モダンなインテリアがおしゃれな雰囲気を醸し出しており、ワインとチーズをおいしく味わえます。
カフェ・フローリアン
1720年の創業のカフェで、イタリアで最初にできたカフェの一つと言われています。広場にもテーブルが並んでおり、クラシックの生演奏を聴きながらゴージャスな気分に浸ることもできます。ただ、演奏があるときにテーブル席に着くとチャージが発生しますので、その点だけお忘れなく。
名門ホテル
世界中から観光客が集まってくるイタリアの中でも、特に高い人気があるのがベネチアです。日本人観光客からも非常に人気があり、特に女性からの支持を集めています。そこでこちらでは、ベネチアにある高級ホテルを3つご紹介したいと思います。
ダニエリ
観光名所として知られているドゥカーレ宮殿のほど近くに建っている大人気の高級ホテルです。14世紀のベネチア共和国総督の宮殿を利用し、19世紀にホテルに改装して営業を開始しました。世界各国のVIPが利用していることでも知られており、そのサービスの質は折り紙付きです。
客室は異なる3タイプが用意されていますが、いずれのタイプにも全面大理石のバスルームが付いています。高級感抜群のロビーホールに加えて、カナル・グランデを眺めることができる屋上のテラスレストランも人気を押し上げる要因となっています。しかも空港までの送迎サービスまで付いています。
ウェスティン・エウローパ&レジーナ
サン・マルコ広場から数分のところに建っている立地抜群のホテルです。客室のインテリアにはベネチア家具を使用しており、高級感も抜群です。カナル・グランデを一望することができる眺めの良さに加えて、サービスにも定評があり、ベネチアを代表する5つ星ホテルの一つとして君臨しています。
バウアーグリュンワルト
ホテルの目の前にはプラダやルイ・ヴィトンなどといったブランドブティックが軒を連ねており、ショッピングをすぐにでも楽しむことができる高級ホテルです。カナル・グランデを眺めることができる客室からはサンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会も見ることができます。
全ての客室が広々とゆったりと設計されているほか、ロビーも広々としていてゴージャスです。また、最上階にはバーが入っており、こちらでもロマンティックなひとときを過ごすことができます。
まとめ
日本語では「ベネチア」と呼ばれることが多いですが、英語風に「ヴェニス」と呼ばれることもしばしばあります。前者はイタリア語にできるだけ忠実にカタカナ読みしたもので、後者は英語をカタカナ読みしたものとなります。当サイトではより読みやすくするために前者の表記で統一しております。
ロマンティックな運河
「アドリア海の女王」「水の都」「アドリア海の真珠」などといった異名をもつベネチアは特に女性から高い人気があります。もちろん男性から人気がないというわけではなくて、女性から極めて高い人気があるのです。おそらく、町全体にロマンティックな雰囲気やイメージがあるからかと思います。
既にご存じの方がほとんどかとは思いますが、ベネチアには運河が張り巡らされています。「カナル・グランデ(Canal Grande・大運河)」が市街を2つに分けるようにして流れているほか、なんと150をこえる運河が存在しており、全ての運河には約400もの数の橋が架けられています。
ゴンドラからの眺めも素晴らしい
このような事情から、道は狭くてくねくねとしていて、車を運転することはできません。かわりに水上バスやフェリー・ゴンドラなどに乗って運河を移動することができます。これはなかなか他の都市では味わうことのできない体験です。
ベネチアは街自体がそれほど大きくないため、ほとんどの観光名所を徒歩で回ることができますが、せっかくなので水上バスや水上タクシー・ゴンドラなどを使って、カナル・グランデを始めとした様々な運河の上を移動することをおすすめします。
特にカナル・グランデの両岸は世界遺産にも登録されており、ゴシック・バロック・ルネサンスなど様々な建築様式で建てられた建造物が並んでいるので、ゴンドラなどで運河の上から数多くの建造物を眺めることができます。
観光とショッピング
観光とショッピングの中心となるのはサン・マルコ広場周辺です。サン・マルコ広場は、あのナポレオンが「世界一美しい広場」と称したことでも知られており、サン・マルコ大聖堂を始めとした様々な観光スポットが存在します。
ショッピングストリートも広場の周辺に複数存在し、日本人にもお馴染みの一流ブランドブティックが建ち並んでいます。ですので観光を楽しみながら、買い物やウィンドウショッピングも楽しむことができます。
他の都市も併せてどうぞ!
最後になりますが、何時間と飛行機に乗ってベネチアだけ訪れるのももったいないので、ローマ・フィレンツェ・ミラノにも併せて立ち寄ることをおすすめします。実際にこれら4都市を回る周遊ツアーなんかも発売されています。新婚旅行でイタリアに行くなんていうのもロマンティックでステキですね♪
当サイトのニュースや更新履歴
何ヶ月か前にもご紹介させて頂きましたが、現在「世界遺産ヴェネツィア展」が日本で開催されています。5月中旬までは宮城県で、その後7月中旬までは愛媛県で、そして9月下旬までは京都府で、最後に11月下旬までは広島県で開催されます。なかなかないチャンスですので、お住まいの府県や近隣の府県にお住まいの方などは、ぜひ足を運んでみて下さい♪(4月17日更新:過去のニュース)

